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美白美顔の轟地蔵(おしろい地蔵)

【評価:2びーなす】  心の琴線に触れるもの

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轟の淵に伝わる悲しい話。今日は杵築市で今も大切に祀られている轟地蔵について書きたいと思います。轟地蔵は別名おしろい地蔵(白粉地蔵)とも呼ばれ、大分の民話をまとめた本には必ずと言っていいほどのってるお話です。まわりに目印になるようなものが少ないので杵築オレンジ病院を目標にして行くといいですよ。そうしたら用水池(轟池)があるのであとはわかると思います

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轟地蔵と十王像
木付氏第四代頼直に一人の娘があった。姫は安岐城主田原頼泰と婚約し、嫁ぐ日を指折り数えて待っていたのだが、姫のよくないうわさが広がり、破談となった。 姫は、なげき悲しみ、この「轟の淵」に身を投げた。 父頼直は、これをあわれに思い、石工に命じて大きな石から二体の地蔵尊を刻ませ、この「轟の淵」ともう一体は「竹の尾城」(木付頼直の館)にそれぞれ安置し、姫の冥福を祈ったと伝えられている
地蔵の顔に、白粉をぬって祈願すれば美人になれるとか・・・願いがかなうともいわれ・・・この地蔵の顔はいつも真白である。このように人々の信仰は、はなはだ厚くその御礼に奉納したと思われる各種各様の小さな石仏が山積している。この地蔵とともに安置してある十王像は吉野朝時代末期の秀作で、市では両地蔵像とも指定文化財として指定している   杵築市教育委員会


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赤い幟がいっぱいあるから、ちょっとビビるかな。だけど怖いとかは全くないので大丈夫です

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一番下に到着

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あまり広い場所ではありませんが、上にも横にも新旧のお地蔵様が勢ぞろい。湿気があって苔むしているので、なんかいい感じだなぁ。奥の方では少量ですが水が流れ滝になってます。あれ、もしかしてこれが轟の淵ですか。思いっきり肩透かしを食らった感じだけど、どうやらここで間違いないみたい

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お社

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中には轟地蔵の絵や弘法大師像などがありました。弘法大師様の顔も白かったです

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そろそろ轟地蔵についてきちんと説明しますか。今から遡る事600数十年前、元中2年(1385)のお話です。当時この地を治めていた木付城主四代頼直公に豊姫という御息女がいました。姫は容貌麗しく、貞淑、温和で、城下の人々から天女のように敬い慕われてたそうです。姫が19歳になると隣の安岐城主田原権九郎親治という若様と婚約の儀が成立し嫁ぐ日を楽しみにしてました。ところが誰言うとなく、「豊姫様には、かねがね想い想われてる男があるそうな」。この噂は安岐城下まで届き、ついには婚約の話が破談になったそうです

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そんな事実は全くないのにどうしたことか。この世には神も仏もいないのですか。姫はそれっきり誰とも口を利かず部屋の奥に閉じこもります。お殿様をはじめまわりのみんなが心配するが日に日にやせ細るばかり。「これというのも、みんな自分がいたらぬからであろう。御仏のご加護がいただけぬとは如何なる前世の悪行であろう。この上は自ら仏門に帰依して菩提を弔い後生を念じよう」。そういって黒髪をぷっつりと断ち、菩薩の画像とお経、それに日頃愛用していた手鏡を持って月夜に照らされた轟の淵にやってきます。姫は滝壺の上に立って南の方角にある竹尾城に向かい一礼し髪にさしていた櫛こうがいを岩の上に残して、「南無大慈大悲の地蔵菩薩様、何とぞ姫の願いを納受したまえ。父君、母君には先立つ不孝の罪、何卒お許し給うべし、姫の現身は亡びるとも、わが木付のお家は天長地久に栄えませ」。そう念じながら滝壺の中に身を投げました

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現在は水量が少ないので淵って感じはしないけど、上方に轟池ができる前の明治の末頃まではかなりの水量だったようです

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豊姫の死を哀れんだ頼直は一石から二体の地蔵像を刻み、一体を轟の淵に、もう一体を姫の墓所に安置します。里人たちは豊姫様の悲運に同情し香華の絶えることはなかったそうです。もう一体の竹ノ尾地蔵は杵築市鴨川にあるみたいだよ

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そのうち轟の地蔵におしろいを塗ってあげると良縁が得られる。そういう言い伝えが広がり、見事良縁を得られた人がお礼に石仏を奉納するようになったとか。轟地蔵のまわり安置されてる大小さまざまのお地蔵様なんですが、戦後の混乱期にこっそり持ち帰る人が多く、状態のいいものが少ないんだって

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轟地蔵(おしろい地蔵)は総高95cm・仏高62cm。また、前掛けで見えないけれど掌は膝の上に合わせ宝珠をのせているようです。それにしてもきれいに化粧されたお地蔵さまだなぁ。白粉だけじゃなく、口紅、眉やアイラインまで完璧です。めちゃめちゃ美人地蔵だよ。実際、良縁だけじゃなく美人になれますようにって祈願しに来る人も多いんだ

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せっかくなのでおいらもパタパタしよう。そうそう、このシッカロールでって、おい。だれが赤ちゃん用のベビーパウダー置いてったんだ(笑)

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一説には豊姫の容姿が醜かったのが破談の原因ともされてます。どちらの説が正しいのかはわかりませんが、きれいな姿で好きな人の所へ嫁ぎたい。乙女心ですね

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轟地蔵のちょうど真ん前には吉野朝時代につくられた十王像がありました。この像はかなりの秀作ですよ。だけど十王っていうのは地獄で審判をする人なんやろ。轟の淵に身を投げ入水した姫は相当説教されてるんやろうなぁ

十王像
冥界にあって死者の罪業を裁断する十王で、秦広王・初江王・宋帝王・五官王・閻魔王・変成王・太山王・平等王・都市王・五道転輪王をいう  杵築市教育委員会


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おしろい地蔵っていうのはいろんな場所にあるけど、ここは湿度があるせいか化粧のノリがいいようです。保湿や美顔、美肌などでもご利益ありそうだね。良縁やきれいになれますように。そんな願いをかなえてくれる轟地蔵尊のお話でした

参考文献
ふるさとの野の仏たち 大分合同新聞社 渡辺克己
大分の石像美術    木耳社     望月友善
大分の地蔵たち 大分プリント社 安部豊一
大分県の民話  大分県民文化会議刊 土屋北彦


(大分県:杵築市溝井東溝井 轟地蔵と十王像)



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この記事へのコメント

- きまぐれおじさん - 2012年08月16日 21:10:11

何となく凄く神秘的な場所のような気がします。
私の気のせいかもしれませんが神々しい感じが。
こんなにお地蔵さんが沢山あるのはなぜでしょうか。
また、お地蔵さんにお化粧をしているのも珍しいですね。
なかなかこのような場所は見つけられないんですよね。
凄いお写真ありがとうございます。

- らぼっち - 2012年08月16日 22:30:45

夏に行くにはよさげですね、轟は小さいけど♪
マイナスイオンで冷やっとする感じ^^
お白い地蔵のお話は悲しくリアリティあるだけに
ぞくっとする感じもあるのかな
確かに綺麗にお化粧されて美人地蔵さんだ
混乱時に持ち帰った人たちは何のためでしょう?

- おにぎり太郎 - 2012年08月17日 03:19:51

■ きまぐれおじさん こんばんは

木々の間から差し込む光。苔むしたお地蔵様がたくさん並んでて神々しいって思われる気もよくわかります。お地蔵様も化粧するんだ。はじめて見たらびっくりするかもね
鹿児島にある、じめさあっていう石仏も有名ですので機会があれば行ってみて下さい

- おにぎり太郎 - 2012年08月17日 03:37:37

■ らぼっちさん こんばんは

轟の滝は趣があっていい場所でした。真相はわかんないけど、ぞくっとかはないですよ。むしろお地蔵様がたくさんあって地域の人に大切にされてるんだなぁ。そんな風に思いました
持ち帰った理由は本には載ってなかったです。また2009年には数百キロある観音像が盗難被害にあったそうです。どうやって持ち帰ったのか疑問ですね。十王像はきっと
気に入ると思うので機会があればいかがですか

- NAGISA - 2013年02月26日 11:14:55

先日友達と行ってきました~。

たまたま私達の行った24日が、
地元の方々の月参りの日だったみたいで
嬉しい偶然に感動。
そしたら地元の方がおいでおいでって呼んでくれ

「お供え物用に作ったんだけど食べて。」
「きっといいことがあるよ。」

って見ず知らずの私達に
お菓子やお茶をくれたんです。
お線香まで一緒にあげさせてもらい、
みんなでわーわー笑いながら、

「どこから来たの?」
「ここはどうやって知ったの?」

ってきかれたので、

「インターネットで調べてきました。」

って言ったら

「え?!ここが載ってるの?!」

って驚いてました(笑)。
・・・と、同時にすごい喜んでもいましたよ!
そのあとは茣蓙の上でみんなでお経を唱えてました。

地元の方々とのふれあいって本当に癒される・・・。
ここのお地蔵さんはみんなに愛されて
大切にされているんだなーって感じました。

こんな素敵な場所を教えてもらえて
おにぎりさんには感謝です。
ありがとうございました!

- おにぎり太郎 - 2013年02月28日 01:51:54

■ NAGISAさん こんばんは

月参りの日に行かれたんだ。地元の人にも触れ合えるし、何より貴重な話を聞けるよね。大分はお接待するのが大好きな県民なので、いろいろとお菓子とかもらえますよ~(笑)

もとにある民話を知って訪問するとまた違った見方が出来るので参考になって良かったです。これからも出来るだけ掘り下げた記事を書くように心がけます♪

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