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円応寺にある河童の墓と水文瓦

【評価:4びーなす】  世界B級遺産として認定す

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中津市寺町ぶらぶら第2弾。先日記事にした血痕が絶えない赤い壁のある合元寺。あそこも衝撃的なお寺だったけれど、今回訪問したお寺もかなりの珍スポットです

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合元寺から歩いて100mぐらいの距離にある円応寺。このお寺には面白いものが2つあります。まず1つめは瓦に書かれている水の文字。水文瓦と呼ぶそうです。付近で火災があると瓦に刻まれた水の文字から水が噴き出て寺を炎から守ったと伝えられてます。炎感知器とスプリンクラーが数百年前からあったとは。かなり驚きですね

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2つめは、河童の墓と河童の池です。河童のお墓、なんていい響きなんでしょう。これだけで小躍りしたくなっちゃうぐらいうれしいです

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実は河童のお墓や供養塔は九州にはいくつかあります。熊本県の相良村や長崎県の壱岐市、それにここからそう遠くない中津市内にも河童の墓はあります。だけど、そんな河童のお墓の中でもここは群を抜いて面白いんだ

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河童の墓と水文瓦 鏡智山 円応寺
当時は浄土宗に属し、天正十五年(1587年)黒田如水の開基、真誉見道上人の開山で黒田、細川、小笠原と各藩主に大切にされた寺。河童の由来の寺として名高い。江戸中期当時の寂玄上人が河童共を佛の道に入らせ修行の末、河童の頭目三匹に戒名を授けた。河童たちは上人への御恩返しに寺を火災から守ったという。この寺の瓦には、珍しく「水」の印の瓦が葺かれていて、水乞いの祈りが捧げられたという。境内に「河童の墓・河童の池」があって、今でも寺の法要の時には必ず河童の頭目の回向を行っている。当寺が授けた戒名は現存し、その頭目たちの戒名を彫った火難水難除けの護符の版木も残されている。また、境内に室町時代のすぐれた八面石幢があり儒者山川東林玉樵の墓碑がある
中津市 中津の郷土史を語る会


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お墓の中を通って行きます

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ありました。河童のお墓です。人間と同じでお寺の中にあるんだね。これだけでも十分面白いです。しかも河童に戒名まであるんだよ(笑)

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河童と言えば妖怪です。たいていのところは祟りを鎮めるためや不吉なことが起こらないようにお墓をつくるよね。だけどここに眠っている河童たちは仏の道に入った良い河童たち。修行をやりとげたカッパ族の頭目3匹は、左から、岡本宇兵衛(本誉覚圓信士)・竹本三太夫(本誉覚心信士)・蔵本要助(本誉覚源信士)という名前があります

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ここまで大切に供養されてる理由を教えるね。今からおよそ300年ぐらい前の話です。当時九州一帯は日照りが続き、水不足に悩まされていました。ある日、水辺で数十匹の河童が相撲を取って遊んでます。それを見かけた円応寺の静誉寂玄上人がこうつぶやいた。「百姓が苦しんでいることも知らずに、遊び暮らしている哀れな河童どもよ」。これを聞いた河童が、「わしらは、千年もの年月を生きて来た河童だ。そのわしらに、この世の苦しみを知らない哀れな河童どもとはなんだ。えらそうなことを言うな」とくってかかります

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上人は、「この世は楽しいことばかりではないのじゃ。食べる物もなく苦しんでいる人や、家の者が死んで悲しんでいる人も多いのじゃ」と優しく諭します。それから3日目の夜、上人がお寺で夜のおつとめをしていると、あの時のカッパの一族がやってきました。上人が理由を尋ねると3匹の頭領らしいカッパが前に出てきてこう言います。「この前、上人の話を聞いたが、上人の言われる通りだと思う。明日の命はどうなるかわからないこの世の中で、その日さえ楽しく暮らせばよいと思っていたのは間違っていた」。「つまらない河童族だが、河童は死んで甲羅を残すというように、後の世の人たちから敬われたいと思う。これからどうしたらいいのか教えてほしい」と請うた。これを聞いた上人は河童たちを本堂に招き入れ、30日余りの修業のあとで河童たちに戒名を授けます

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河童たちはたいそう喜んで、「何のお礼も出来ないが、これからは毎日一族の中から三匹の仲間を出して、寺を火の災いからお守りしたい」と申し出た。「ついては境内の辰巳(南東)の方角に、頭の上の皿が乾かぬように小池を掘っていただけないか」。願いを聞いた上人が池を掘ってあげました。それからは約束通り、お寺を火災から守ったそうな。めでたし・めでたし
(参考文献:大分の伝説 円応寺のカッパ池 大分県小学校教育研究会国語部会編 昭和53年発行)

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簡単に言うとこんな話です。肝心の日照りはどうなったんだろう。本には書いてないけど河童が雨乞いをして雨を降らせたんだろうか。ちょっと気になります。河童の恩返し。最初の水文瓦は河童の神通力によるものだったんだね。今も寺町に歴史あるお寺が存在しているのは、河童が延焼を防いでくれたおかげなんだ。ありがとう、河童ちゃん。また、中津の人が山国川を渡るときには、「円応寺の門徒じゃ」と言いながら川を渡るとけっして溺れることがないと言われています。こうして火難水難除けの守り神として大切に祀られてるのでした

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不思議な河童伝説が残る円応寺。心優しき河童ちゃんたちが、あなたのお越しを待ってますよ
(大分県:中津市寺町961-2 智恩院末浄土宗鎮西派・鏡智山円応寺 河童の墓・河童の池)



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この記事へのコメント

はじめまして♪ - まーりたん - 2012年06月12日 14:41:50

初めてコメントさせて頂きます。
まーりたんと申します(*^^*)

円応寺の河童伝説について調べていたら
こちらのサイトに辿りつきました。
大変詳しく、尚且つ明瞭なレポートで敬服しています。
とても楽しく拝見させて頂きました♪

自身は大分市在住なんですが、育ちは中津市です(*^^*)♪
先日、久しぶりに中津を訪れ、円応寺にも立ち寄りました。
自身のブログで近々、円応寺と河童伝説を紹介する予定です。

つきましては、おにぎり太郎さんがご紹介されていらっしゃる
『 大分の伝説 円応寺のカッパ池 』 を引用させて
頂きたいのですが、お許し願えませんでしょうか?
勿論、九州大図鑑を参考にしたとの注釈を添えさせて頂きます。 
何卒、宜しくお願い申し上げます(*^^*)

それではお邪魔致しました♪

- おにぎり太郎 - 2012年06月12日 19:50:19

■ まーりたんさん こんばんは

コメントありがとうございます。しかもおなじ大分県人だ♪

円応寺の河童のお墓、面白いですよね。こんな場所はもっとみんなに知ってもらいたいからバンバン書いちゃってください。遠慮なくどうぞ~。

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