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桜島にある黒神埋没鳥居

【評価:4びーなす】  世界B級遺産として認定す

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桜島の東部、黒神地区にある埋没鳥居です。大正3年の大爆発で、現在はご覧のとおり鳥居上部しか確認することができません

■大正3年桜島大噴火で3m鳥居が埋没■
大正大噴火の前兆は、すでに3日前から始まっていました。島内のいたるところで井戸が沸騰し、海岸には大量の死魚が浮き、地震が断続的に起きていたのです。安永噴火の言い伝えから、大爆発の「前触れ」と感じた人も多く村は騒然とした雰囲気に包まれました。1914年(大正3)1月12日、午前10時5分まず西桜島赤水上が黒煙を突き上げ、10分後には東桜島黒神の鍋山が大音響とともに爆発。黒煙は上空7000mに達し、全島を被いつくしました。間断なく轟く爆発音と火山雷、降り注ぐ噴石の雨、更に翌13日には溶岩の噴出が始まり、30億トンの火の波が瀬戸海峡を横断、桜島と大隈半島を陸続きにしてしまったのです。ここ黒神でも全戸687戸が火山灰に埋没しました。高さ3mの原五社神社の鳥居は、笠木だけ残して辛ろうじて見えていましたが、時の村長、野添八百蔵は、爆発の猛威を後世に伝えるため発掘の中止を指示。そのままの形をとどめることになりました。現在この鳥居は県の文化財に指定されています  (現地案内板より)


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自然は時として容赦なく牙をむく。自然の脅威の前には人間はほんと無力だね。今でこそ観光名所になってるけれど、実際、桜島って活火山なんだよなぁ。しかも、いっつも爆発してるイメージがあるし。九州は自然が豊かで温泉地も多いけれど、桜島・阿蘇山・普賢岳といった活火山が多いことに改めて気づかされたよ

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本来は約3mあった鳥居も上から1mを残すのみ。いったいどれだけの火山灰が降ったんだろうね。考えるだけで恐ろしいよ

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奥には神社らしきものがありました。どうやらこれが腹五社神社みたいです。当時の本殿は灰の下に埋まっているそうです

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おいらが訪れた時も火山灰が結構降っていて、カーブミラーや道路脇の植物も真っ白です。駐車していた車に戻るとフロントガラスが灰だらけ。すごい降灰だなぁ。桜島に住む人たちはじん肺にならないんでしょうか。ちなみに桜島の県道沿いには防空壕みたいな退避壕が用意されています。またバス停の多くも頑丈なコンクリートで造られていました
(鹿児島県:鹿児島市黒神町 桜島にある黒神埋没鳥居)



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この記事へのコメント

- Hana - 2010年12月17日 18:31:56

これは凄いですね。まさに自然の驚異!
これを残した村長の英断に感謝ですね。
本当、自分が鹿児島に行ったときも
灰が凄かったですが、洗車とかどうしてるんだろう?

過去記事の橘中佐の顔ハメ、拝見しました。
あまりの手作りっぷりに吹きだしました。

- うさ - 2010年12月18日 11:56:55

こんにちは♪
またまたすごい鳥居!
自然の力ってすごいです・・・こんなに高そうな建物もすっぽり隠してしまうのですね。
そして今も降り続く・・・
それでもここに住む人々が居て自然と共存して暮らしているのですものね。
すごいです・・・
灰の下に埋もれる本殿や鳥居はどんな姿を当時の人々に見せてくれていたのでしょうね。
そんなことを考えてしまいました。

- おにぎり太郎 - 2010年12月18日 15:11:23

■ Hanaさん こんにちは

自然災害はいつ起こるかわかんないから恐ろしいです。地震とかは明日にでも起こっても不思議じゃないし。この噴火でもかなりのパニックになっただろうね
洗車や洗濯物は大変だろうなぁ。そういえば最近火山灰をつかったお土産を販売し始めたらしいですよ。缶詰にはいってて、その名もハイ!どうぞ!。開けたらリアクションに困るぐらいの品だけど、記念品にはなりそうですね♪

手作り顔ハメ面白かったでしょ(笑)
やっぱあのくらいのゆるさが顔ハメらしいですね

- おにぎり太郎 - 2010年12月18日 15:21:09

■ うささん こんにちは

降灰はこの鳥居近辺だけじゃないんだよね。すごいというか考えるだけでおそろしいなぁ。もともと桜島は海の上に浮かぶ島だったものがこの大噴火で半島と陸続きになったそうです。海も多い尽くす火山灰だったんだろうね。将来いつ噴火するのかわかんないけど、しばらくは大人しくしていてほしいなぁ。

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